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■4日目(2007年8月11日)〜晴れ〜 ○起床〜ホテル出発〜ピサ到着 朝5時半に起床。7時15分から朝食を取り、8時半にバスに乗り込みホテルを出発。一路フィレンツェからピサへ向かいます。ホテル前で全身真っ青なお洋服(コスチューム)の現地ガイドで日本人のナオミさんがバスに乗り込んでこられました。始めは唖然(@_@)でも姉御肌で毒舌&軽快なマシンガントークに私たちは引込まれて、すっかりナオミワールドにハマってしまったのです。一応青は目印の為だというけれど・・・面白すぎる(大爆)いつ息継ぎしてるんだろう?それくらいずっと話し続けています。最初にバスで1.5時間ほどかけてピサに到着しました。到着する前に、ナオミさんからジ○シーや○人対策についてレクチャーされた上で、「バス降り場からピサの斜塔のあるドゥオモ広場までは少し距離があるので、用心の為、歩きではなく汽車みたいな車"チューチューくん"に乗って皆で移動しましょう(2ユーロ/1名)」との提案があったので、そうすることに。これも安心の為です。 ○世界遺産/ピサの斜塔観光 フィレンツェに流れるアルノ川の下流に位置している海に近い都市ピサ。到着して待っていた"チューチューくん"に乗り込み、ドゥオモ広場まで移動。乗り物がガタコト揺れながら進みます。到着してみると、入り口周辺には怪しい人がけっこういます。ドキドキしながらガイドさんについて、ドゥオモと呼ばれる大聖堂や洗礼堂、その側に建つ鐘楼"ピサの斜塔"を見学しました。大聖堂と洗礼堂のみ、入場観光できました。。。大聖堂の中は荘厳で素晴らしく、そして洗礼堂の中はとても音響効果が良く、男性がマイクなしで何度か「アーーーっ」と出した声がハモって響き渡りました。終わった後、皆で拍手!!!このの斜塔は3回に分けて作られているのです。最初は1173〜1178年に作られたのですが、このときから既に斜めに傾き始めており、そのため、3階の高さまで作ったところで、一度工事が中断されています。2回目の工事が始まったのは、1272〜1278年で、このときに4階部分以上はまっすぐに見えるようにと修正しながら建てられました。そして3回目の工事は1362〜1370年にかけて行なわれ、ようやく“ピサの斜塔”は完成。常に傾きながら作られていたため、“ピサの斜塔”は直線的に傾いているわけではなく、湾曲しているとのことです。なぜ、傾いてしまったのか。実は地盤に問題があって、“ピサの斜塔”を建てた土の質が、場所によって固いところと軟らかいところとバラバラだったために、建物の重みによって、少しずつ地面が沈んでしまったのです。そして、その沈みを食い止めようとして、薬液を地面に入れたところ逆にますます軟らかくなる、地下水をくみ上げた結果また沈んでしまう、という状態になっていたのです。“ピサの斜塔”だけが斜めでそれ以外の大聖堂や洗礼堂はどうして傾いていないんだろうかと不思議に思いますよね。でもそれは傾いていないように見えるだけなのだそうです。“ピサの斜塔”以外の建物は横にも大きいためよくわかりませんが、どれも少しずつ傾いています。とっても不思議なところですね。感動!!しっかりと風景を脳裏に焼き付け、写真など一通り撮影した後、集合時間に入り口付近に集まり、その後再びバスへ戻りました。午後の観光もあることから、今回は足早にさささっと移動して、短時間にピサの沢山の観光をしたために、バスに乗り込むときにはぐったり疲れていた私がいました。ふーーーーーー暑いです。
○昼食〜フィレンツェ市内観光 フィレンツェといえば、竹野内豊&ケリー・チャン主演の映画「冷静と情熱のあいだ」ですね。車中でガイドさんから映画の説明があったのですが、竹野内豊ファンだった私はもうチェック済みです(笑)ミレニアム前の1999年の冬に福岡の映画館で見た記憶があります。そのときは竹野内くんしか見ていなくて、舞台となったフィレンツェやミラノについては無関心だった私ですが、今回ちゃんと映画を見てきました!!!素敵な映画です。バスは再びフィレンツェへ戻りました。最初はフィレンツェの街を一望できる高台の「ミケランジェロ広場」に到着。広場には中央に巨大なダヴィデ像が建ち、その周りは大きな広場になっています。ドゥオモやジョットの鐘楼、アルノ川やベッキオ橋など有名どころも一望できるここからの息を呑むような美しいフィレンツェの町並みはもう絵葉書を見るような、それはもう素晴らしい風景です。とっても感動して何度も何度もカメラのシャッターを切りました。
再びバスに戻り、次は街中の昼食会場へ。バスの中でガイドさんが「一時期サッカーの中田選手はフィレンツェを一望できる高台に住んでいた。が、ファッションに関してはフィレンツェよりもミラノが好きだったらしい(苦笑)」というエピソードを話してくださいました。途中、ガーデンウェディングをするカップルの姿がよく見られました。なんと中国人。中国ではここフィレンツェで結婚式をあげるのがブームなんだそう。本当に世界中どこにでもいる中国人という感じです(笑)レストランに到着しました。まずはビール(NASTRO AZZURRO)。いつものようにパンは山盛りでテーブルに載ってます。前菜はパン粉をマリネ状のお野菜などと混ぜたさっぱりとしたもの。その後サラダが出て、メインはチキンのトマトソース煮込みです。とっても柔らかくて美味しかった!!デザートはフルーツポンチです。今日のお昼はあっさり系で満足満足。お食事が終わり、いよいよ市内観光です。 ■昼食風景
ガイドはここでイタリア人ガイドさんも合流して、ナオミさんと2人体制になりました。石畳の道を私たちはまずはヴェッキオ橋のほうに向かって歩いて行きました。ヴェッキオ橋周辺は宝飾関係のお店がたくさん並んでキラキラしています。ヴェッキオ橋を渡ってしばらく進むと、そこにはサン・ジョバンニ洗礼堂、ドゥオモやジョットの鐘楼があるフィレンツェ歴史地区へ出ました。ものすごい迫力です。写真でしか見たことのなかった風景が実際に目の前にあります!!!11世紀建造の八角形の洗礼堂である”サン・ジョバンニ洗礼堂"の南・北・東の扉には彫金が施されていて、特に東側の扉は”天国の門”(ギベルティ作)と呼ばれ有名で、ここでしばらく説明を受けました。その後、ここフィレンツェのシンボルで1296年に着工、完成までに約140年を要したアルノルフォ・ディ・カンピオの設計のゴシック建築"サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母教会:ドゥオモ)"に入場しました。入場前にガイドのナオミさんから、広場を見渡しながら、あの人たちがジ○シーですよ。ほらあの○人さんたちが偽ブランド品を売ってますよとか事細かに説明してくださいました。その時です。○人の方がイタリア警察(ポリッジア)に検挙されてお縄になりました。ブランド品は押収され、今にも車に乗り込まされそうになっていたその瞬間です。に、逃げましたーーーーーー(@_@)足がものすごく速くてびっくり。警官は追いかけても追いつかないと判断したのか、そこはおおらかなイタリア人、「ま、いいか」と思って追いかけなかったのか?はたまたこの逮捕は他の○人さんたちへの注意を喚起するためのフリで、恩情で逃がしてあげたのか?(全財産をはたいてイタリアに来ている彼らの逮捕後は国外退去で国に帰るとさらに罰せられるんだそうです)理由はわかりません。でも目の前で繰り広げられた光景にドキドキしました。話し変わって、ドゥオモ入場です。大聖堂の丸天井に描かれたヴァザーリのフレスコ画「最後の審判」はすごい迫力でとっても見事でした。堂内には天井など至るところにメディチ家の家紋(正露丸の玉ころみたいな・・・笑)がありました。フィレンツェといえばメディチですね。
その後、再び歩き、執務官の館であったヴェッキオ宮があるシニョリーア広場を通り、ウフィッツィ美術館へ。この美術館は予約していないと入れないほど人気のある場所で、近代式の美術館としてヨーロッパ最古といわれます。建物はもともと、ジョルジョ・ヴァザーリの設計で1560年に着工し、1580年に完成したフィレンツェ共和国政府の政庁舎だったので、ウフィツィ(Office)の名がつけられたそう。世界最大のルネッサンス美術の宝庫と言われています。予約していた私たちは長蛇の列を横目に素早く入場。入場の際は空港並みの厳重なセキュリティチェックを受けました。とっても歩き疲れていたので、私は階段でなくエレベーターで美術館のある階へ。(ビルで言うと8階ほどの高さだそう。。。驚)ナオミさんの説明で見学開始。まずは廊下。たくさんの彫刻が並んで飾ってあり、天井にはさまざまな絵が描かれてあります。その後部屋に入っていろんな絵を見ましたが、なんといっても、美術の教科書には必ず載っていた(笑)サンドロ・ボッティチェッリの「春」「ビーナスの誕生」はものすごい迫力で感動しました。実際はものすごく大きな絵だったのだなあと感動。他に「ウルビーノ公爵夫妻の肖像」やフィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」など、溜息が出るような素敵な作品をまじかに見ることが出来て、本当に感動です。見終わってから、1Fのショップで絵葉書などを購入して、美術館を出て、、その後お決まりの免税店へいざなわれました。免税店ではウィンドーショッピングに終わりました。ここでガイドのナオミさんらとはお別れです。ナオミさん、最高でした!!
■ウフィッツィ美術館の作品(一部)
その後はフリータイム。散策しながらあまりにも暑かったので、初めてジェラード(ストロベリー&リモーネ)を購入。フルーティーでとっても美味しかったです。その後「冷静と情熱のあいだ」さながらにドゥオモのクーポラ迄登る気満々だったのですが(約15分ほどで登れるそう)、16時半に終了ということで、時間が過ぎていて登れませんでした(涙)本当に残念です。お隣のジョットの鐘楼も展望台があり、登ろうと思えば登れたのですが、かなりヘトヘトだったので、ドゥオモ前の広場沿いにあるバールで休憩することにしました。やっぱりカプチーノを飲まなければ!!いただいたのですが、とっても美味しかったです。広場では多くの絵描きさんが椅子に座って、観光客の絵を描いてあげていました。私も書いてほしかったけど・・・恥ずかしいのでやめました。
○夕食〜ホテル着 18時半ごろにジョットの鐘楼前でツアーの皆さんと再集合して、夕食会場に向かいました。今度は中華料理。パスタばかりだと飽きるので、必ず1回は入れてあるんだとか。喉が渇いているので最初はビール。イタリアに来て初めてジョッキで出てきてびっくりしました。そして玉子スープ、春巻き、炒め物が3種、ご飯、そしてデザートがメロンでした。可もなく不可もなくという無難な感じでしたが、キュウリの代わりにズッキーニを使ってあったのはイタリアならではでしょうか(笑)ご飯はやっぱり水分が飛んでいてパサパサ。外国で食べるお米ってなんでこんなに美味しくないんでしょう。ということでご飯粒にはほとんど手をつけませんでした(^_^;)その後、お店を出て、再びバスに乗り、ホテルに戻りました。バスの中で明日の予定の説明を受けました。明日の朝はのんびりしています。皆さんドゥオモには登れなかったらしく、明日のナポリへの移動前にゼヒ登りたいという希望が続出。添乗員さんからは、「明日は休日だし、ここはイタリア、入場予定時間もコロコロ変わります」ってことで、「登れる保障はなけれど、時間もあることだし、希望者についてはホテルからタクシーを呼びますからどうぞ」ってことだったので、私もそうすることにしよう。部屋に戻ってお風呂に入り、ゆっくり眠りました。 ■夕食風景
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