1.JAM 2.WANNA BE STARTIN' SOMETHING
3.HUMAN NATURE
4.SMOOTH CRIMINAL
5.I JUST CAN'T STOP LOVING YOU
6.SHE'S OUT OF MY LIFE
7.MOTOWN MEDLEY〜Love You Save/I Want You Back/I'll Be There〜
8.THRILLER
9.BILLIE JEAN 10.WILL
YOU BE THERE 11.DANGEROUS 12.BLACK
OR WHITE 13.HEAL
THE WORLD
約5分ほどの静止の後、ガシャンというガラスの割れるような効果音が入り、最初の曲”JAM”の前奏がスタートする。マイケルが動きだした!数名の男性バックダンサーを従えてキレのある歌とダンスでもう会場は大興奮でディスコ状態!「JAM!」というフレーズをマイケルが歌うたびにステージ両脇から花火が炸裂する。圧倒され、曲が終わって「すごい〜すごいよ〜」と口にする観客。マイケルが「How
Are You Doing?」「ヒィ〜ヒィ!」「アオゥ!」と観客に呼びかける。そのままマイケルに同じ言葉を叫び返す観客。もうノリノリで手のつけられないドーム。
そしてさらにダンサブルなナンバー”WANNA BE STARTIN' SOMETHING”がスタートする。衣装は上着を脱ぎ、その下の黒いズボンに金色(黄色?)のボディスーツを重ねたようなものに変身。原曲よりもスピートアップした感じにアレンジされていて更に踊れる曲になってる。動と静の素晴らしいコンビネーション。マイケルのダンスはもうこの世の人のものとは思えないくらいスゴイ。大興奮に包まれるドーム。その後は一転してスローな曲”HUMAN NATURE”この曲は私の大好きな曲。いろんな人にもカバーされてるくらいの名曲で優しく語りかけるように歌うマイケル。
その後メローな音楽が流れながら、しばらく衣装チェンジで間があいた後、スローな”I JUST CAN'T STOP LOVING YOU”が始まる。サイーダ・ギャレット(兼バックコーラス)と甘いデュエットを見せるマイケル。(余談ですがBADツアーでは今や大スターのシェリル・クロウが下積み時代にこの女性の役目をしてたんです)「I JUST CAN'T STOP LOVING YOU〜♪」と観客も一緒になって歌っている。続いてまたスローな曲”SHE'S OUT OF MY LIFE”この歌は失恋の曲。歌の途中で観客の女性をステージに上げ、抱きしめるマイケル。キャーという観客の悲鳴。離れたくない女性を引き離すようにして恰幅のいいスタッフの外人さんが抱えてステージ脇へ連れて行く。それを悲しそうに見送るマイケル。そして泣きながらうずくまる。観客は「マイケル〜マイケル〜(頑張って)」と叫ぶ。その後悲しみを抑えて最後まで曲を歌い終えた。観客へ「アイシテマス!」と語りかけるマイケル。
続く彼の子供時代でジャクソン5のヒット曲メドレ〜”MOTOWN MEDLEY〜I Want You Back/Love You Save/I'll Be There〜”と続く。ステージ上に居るマイケルがまるで童心に戻ったように懐かしそうに歌っている。”I'll Be There”はマライア・キャリー初め数々のテーティストにカバーされている名曲。聞いてて(〜^T)ジーンときてしまいました。手を上に大きく左右に振りながら「Everybody!」と歌うように呼びかけるマイケル。観客も手を振りながら「「I'll Be There〜♪」と大合唱。ジャクソン5のメンバーであり兄弟である名前(マーロン・ティド・ジャーメイン・ランディ)を一人一人出して、最後に「I Love You All!」と言うマイケル。素晴らしい兄弟愛。
映像が終わった後、ほんわかした曲”WILL YOU BE THERE”が始まる。この曲は映画”FreeWilly”の主題歌になったもの。歌い終わってから「アイシテマス!」「I Love You!」と語りかけるマイケル。その後しばらく間が空く。その後007のジェームスボンドのテーマが流れ、黒いタキシードを着たマイケルが登場しミディアムアップテンポな曲”DANGEROUS”が始まる。手拍子をする観客。「かっこいい〜」と思わず漏らす観客たち。
その後すこし間が空いて、マコーレー・カルキンくんのプロモへの出演でも有名になったダンサブルな大ヒット曲”BLACK OR WHITE”が始まる。最初にプロモでステージ両脇のモニターにマコーレーくんの映像も登場。大音量でノリノリに部屋で踊りまくってたマコーレーくんがパパに「静かにしろ!」ってきつく怒られて、シュンとなりつつも、反撃とばかりにギターのアンプの音量を”ARE YOU NUTS?(アンタマジ?)”レベルに上げて、「Eat This!(これでも食らえ!)」ってギターをギュイ〜ンと鳴らすと、パパがその衝動で家を突き抜けて宇宙へ飛んでいくビデオの印象的なシーンの後、マイケルが実際にステージに登場して歌いだした。観客はもうノリノリである。
大盛り上がりで曲が終了した後、しばらく間が空いてマイケルが中心に行っている世界の子供を救おうという慈善活動「HEAL THE WORLD」の映像がモニターに流れる。その後マイケルが登場し、沢山の子供をステージに上げて手をつなぎ、地球儀のバルーンを囲こみ一緒に”HEAL THE WORLD”歌ってステージは終了した。最後に「アイシテマス!」「I Love You!」「Heal The World!」という言葉を何度となく私たちに叫び、ステージを後にしたマイケル。世界でも一流エンターティナーであるマイケルのステージは最初から最後まで感動でした。
◎コンサートを終えて
ステージ上では神のようなものすごいオーラで観客を圧倒するマイケル。プライベートではピーターパン症候群を地で行き、大人になっても子供ような純粋さを持ちつづける無邪気なマイケルだけにマスコミやメディアからのバッシングやありもしない奇行を書き立てられたりと苦労が絶えない。今回の幼児虐待疑惑は彼にものすごい精神的な苦痛を与えているようで、ライブ中も痛ましいくらいきつそうだった。曲目はそのせいなのか13曲と通常のコンサートよりも少なかったけれど、最悪な状況にも関わらず、最高なステージを見せてくれたことは彼の”King Of Pop”と言われる所以なのかなあと実感しました。