■ラスベガス行きを思い立ち、申し込むまで


2003年3月下旬からセリーヌがラスベガスのシーザーズパレスで3年間かけてショーをやるということはセリーヌファンにとっては周知の事実だったのだけど、実際にラスベガスまで自力で見に行くことは、海外は10年前にグアムに最初で最後に行っただけという乏しい海外経験で、英語力も怪しく、チケットの取り方も分らない、おまけに年中忙しい私の職場でたとえ数日でも仕事のお休みが取れるのかどうかという様々な不安があり、きっと不可能だろうなあと諦めていました。

ですが、日本の公式ページでJTBとソニーミュージックエンタテイメント、ウドー音楽事務所らの協力で『セリーヌ・ディオン・イン・ラスベガス』というツアーが発表されたのです。慌てて主催のJTB東京中央支店にパンフレットを請求しました。日程は3月28日(金)〜4月1日(火)の5日間、4月24日(木)〜4月29日(火)の6日間、5月16日(金)〜5月20日(火)の5日間という3通りのコース設定。かなり迷ったのだけど、「ここで行かないと絶対に後悔する。セリーヌに会いたい!」という強い思いが日に日に募り、3月下旬に、自分が一番参加可能な5月16日(金)〜5月20日(火)のコースで、地元の福岡の友人や、県外のセリーヌのファンの皆さんに参加を呼びかけてみた。

しかし、費用的な面で無理だったり、アメリカイラク攻撃できな臭いこの時期にアメリカに行くのは怖いという理由やアジアで猛威を奮うSARSの影響から、当然ながら全部断られてしまったのです((+_+))セリーヌ自身は「このような不安な時期だからこそ、歌で人々に夢を与え続けたい」という意向でショーを予定どうり開催することを公式発表した。こうなったら私は一人でも行くつもりで意を決したところ、熱狂的なファンである県外の友人が行くことを決意!無事同士も決まり、JTBにFAXで申込み手続きを取り、申込金25,000円を入金し、今回参加するに至ったのでした。その後、ガイド本や絵会話の本を買い込んでラスベガス行きに関する情報を収集&研究を重ねたのです。

 
セリーヌ・ディオン・イン・ラスベガスのチラシと行程


■ラスベガス行きの準備


ずはお休みの申請。私の会社は4月1日付で大規模な組織変更&人事異動があるということが事前に分っていたので、新しくなった4月1日に部長に休みを申請した。年中多忙を極める私の部署で長期のお休みを取るのはなかなか不可能で、皆お休みを取らない(取れない)人ばかり。でも私は『もし認められなかったら辞めてでも行く』という強い決意のもと申請し、それは認められた。

そして荷物の準備。スーツケースと念のために海外仕様の携帯電話もレンタルで手配。衣類は必要なものは買い足して行きましたが、あちらが夏の気候だということもあり、かさばらないものばかりで、詰めてもスーツケースの半分はガラガラ状態(笑)あとはパスポートや保険証書、などの貴重品を手配確認。現地で時間を有効に使うためにお土産を事前発注。ビデオやカメラを持っていくつもりだったので電気製品の電圧のチェックだけは厳重に行ったのです。出発2週間前くらいに旅行代金の残額を入金して、旅行準備が全て完了したのでした。



■5月16日(金)出発 福岡〜成田


前夜の仕事の懇親会の二日酔いに少々苦しみながら、朝6時に起床して福岡空港に8時頃到着。搭乗前のセキュリティーチェックで、胃薬の缶がとても怪しいと思われて、スーツケースを空けるように指示される。きっと怪しい粉とでも思われたのでしょうか(爆笑)8時30分発の福岡発羽田着のJAL356便に乗り、機内サービスのスープと買ってきたサンドイッチで遅い朝食を取る。10時00頃到着したのですが、なんと私は手荷物を取るのを忘れて外に出てしまったので、外側から係員さんに手荷物預り証の控えを渡して取ってきてもらった。幸先悪いなあなんて自分のドジぶりを反省したのです。

羽田空港で友人と合流して、エアポート快速特急で約2時間かけて成田空港に向かい(料金1,560円)改めて羽田と成田の距離の遠さを実感したのです。13時00頃、空港第二ビル駅で下車して、第二ターミナル3階へ向かう。14時50分の団体カウンターの集合場所を確認し、事前に昼食を取る。ラスベガスでは日本食が恋しくなるだろうなあと思い、食べたのはうどんでした。食事後団体カウンターへ向かい、そこには今回の参加者がチラホラと集まってました。窓口で航空券やトラベラーズチェック等を受け取り、全日空カウンターで搭乗手続きをしてスーツケースを預け(この辺りは全部JTBがヘルプしてくださったのでとっても楽でした)、事前説明を受けるべく別室へ案内された。

そこではJTBをはじめ関係の人々が5,6名居て、参加総勢20名の私たちを前に関係書類の確認、旅行の行程や注意する点などを説明くださいました。また3月・4月のツアーは中止となり、結局今回のセリーヌツアーが初めての催行になるということ、セリーヌのチケットは現在現地でも完売状態で、日本人が確保しようとしても入手困難であり、私たちはセリーヌのショーをを日本人で見れる貴重な参加者であること、そして今回の席はとても見やすくいい席であることなど力説されていて、更に私たちの気持ちは高揚しました。(ソニーやウドーの協力でJTBが事前に確保していた300枚は関係者やわずかの人たちにしか渡ってないとのことです)

説明が終わったあと、出発ゲートでJTBさんとお別れ。セキュリティーチェック、出国審査(係員はマスク姿!!)、税関のチェックを受けて、シャトル電車に乗り、全日空の搭乗口へ向かった。シャトルに乗ること自体初めてで、成田空港の広さをしみじみと実感したのです。搭乗口でくつろぎながら案内を待ち(アメリカ行きの便だからマスク姿の人たちはチラホラで少なかった)、16時30分ごろから搭乗開始。全日空NH008便にて16時50分でワクワクしながら日本を飛び立ったのです。

 
電光掲示板と出発口(北)
全日空NH008便


成田〜サンフランシスコ国際空港

飛行時間はサンフランシスコ空港まで約9時間とのことで、途中機内で食事が2回、夕食と朝食が出ました。初めての機内食はなかなか美味しかった!!エコノミーはやはり狭かったけど、音楽を聴いたり(機内放送の曲目にはなんとセリーヌの"I Drove All Night"があり、何度も何度も聴きました)、ゲームをしたり、映画を見たり(レオナルド・ディカプリオの"Catch Me If You Can"ばかり見てました・・・笑)、機内ではスリッパを履き、寝るときは首枕を使ったりと極力リラックスするように努めした。途中機内が暗くなり睡眠タイムになったけれど、全く眠れなくって、結局徹夜で起きていました。いつも思うのはこんな巨大な飛行機がよく長時間燃料を積んで飛行できるものだなあということ。当たり前のように国内線は乗ってるんだけど、国際線は飛行時間が半端じゃないわけだし・・・・。

そんなこんなで日付変更線を超えて、サンフランシスコ国際空港に同日10時15分ごろ到着。はやくも時差ぼけ状態で眠いのなんの。到着して入国審査を受け(ここで滞在は何日か?目的は?など怪しい目で質問され、慣れない英語で答えた私)、審査が終わった後、荷物を受け取りセキュリティーチェックを受けた後、現地係員と合流。乗り継ぎでラスベガスへ向かう為に国内便のユナイテッド航空カウンターでチェックイン手続きを行い、スーツケースを預けて、その後、再びセキュリティーチェック。金属製のものは全部外していたつもりなのだけど。ここで首にかけて携帯していたお金が見事に引っかかり、靴まで脱がされ、厳重に女性係員からボディーチェックを受ける。無罪放免で5分くらいで開放されて、ユナイテッドの搭乗口に向かう。

搭乗時刻13時30分まで時間があったので、空港の本屋で雑誌をチェックしてたら、セリーヌが表紙と裏表紙を飾ってる雑誌「Ladies' Home Journal]を発見!!$2.70で早速外貨で購入。また映画「千と千尋の神隠し」の英語版の本が窓際に大きく飾られていて、海外でもこの映画がかなりの話題であることを深く認識しました。ちょちょこビデオを撮ってたら偶然セキュリティーチェックのところまでカメラを向けてしまって、係員に「撮っちゃダメ!!」と注意されてしまいました(苦笑)ここで初めてアメリカのトイレに行きましたが、こちらの女性用トイレってドアの上と下が大きく開いているんです。だから他人が入ってる場合、足が丸見え(笑)これもセキュリティー上の問題らしいのですけど、なんだか不思議でした。(そういえばドラマ「アリーMy Love」の会社事務所のユニセックストイレもそうなってたっけ・・・笑)

 
 
サンフランシスコ空港(国内搭乗口付近)
雑誌表
雑誌裏


サンフランシスコ国際空港〜ラスベガスマッカラン国際空港


そんなこんなで搭乗時刻になり、13時30分発ユナイテッド航空UA746便に搭乗。そこでトラブル発生!!なんと私の席23Cがダブルブッキング状態になってました。先に席に座っていたものの、私はオロオロするばかり。スチュワーデスさん(現地の方は本当に日本と違って体形も物腰も迫力があって・・・)にパスポートを見せるように指示されたりして、(ここで航空券の私のファーストネームがYukaのところがHirokoと誤入力されていて、更に私の印象は悪くならざるを得なかったのです)10分間くらいいろいろゴタゴタあった後、隣のの席の方が他の席へ移動することを承諾してくれて一件落着。もしかして飛行機を降ろされていたかもしれないと思うと本当に怖かったです。

そして約2時間ラスベガスまで飛行。すごく強烈な睡魔が来てウトウトしてたら、あっという間にラスベガスマッカラン国際空港へ到着。着陸前に気流の影響でものすごく機体が揺れてすごく怖かったけれど、無事着陸したときは乗客の皆さんから大きな拍手が出ていました(笑)そして空港でセキュリティーチェックを受けて、再び引っかかってしまった。今度は上着のジッパーが原因だった模様。性懲りも無くボディーチェックを受けて、JTBラスベガス支店の斉藤さんと合流。なんとラスベガスには空港に沢山のスロットマシンが!!!ここで自分はカジノの街ラスベガスに到着したんだあという強い実感を覚えました。

 
ラスベガスマッカラン国際空港


ラスベガスマッカラン国際空港〜ルクソールホテル

その後バスで宿泊ホテルのルクソールに向かう。ルクソールはエジプトをテーマにピラミッドを模った巨大ホテル。その道中でセリーヌの"A NEW DAY"の看板(本ページTOPの写真)を発見!!バスの中で斉藤さんから「自分は事前に見ているんだけれども、今回のセリーヌのショーは全てにおいて完璧で本当に素晴らしい!!今回の席は特にすごくいい席なので皆さんも大満足してくださるハズです」と興奮気味に話してありました。ホテルに到着すると正面のスフィンクスの巨大なオブジェにものすごく圧倒されました。、ロビーで簡単な説明を受けて、各自部屋へ。(※ルクソールホテルHPはコチラ
   
ルクソールホテルの中
ルクソールホテル正面から
ルクソールホテルの中


イルミネーションツアー〜ホテル  

フリーモントストリート
フリーモント・ストリート・
エクスペリエンス
ストラトスフィアタワーからの夜景

ホテルの部屋は1時間ほどゆっくりした後17時半からオプションの"イルミネーションツアー"参加すべく、ロビーに集合。JTBの日系人トニーさんの案内でバスに乗り込み、夕方の街から市内を巡って行きました。沢山の主要ホテルの景観をバスの中から楽しみながら、徐々に日も暮れてきました。

リオスィートでバスを降りて無料のショーを見る。地上ステージは電飾がギラギラでブラジルのショーさながらのノリノリ若い女性と男性のダンサーがステージでリッキー・マーティンの"リヴィン・ダ・ヴィダ・ロカ"などの曲に合わせて踊り、天井にはレールに下げられら巨大な蒸気船や気球が何台も登場して、ダンサーたちが乗った状態で行き来する、ものすごく楽しい雰囲気。このショーがあっている周りはもちろんカジノ!!その後、再びバスに乗り込む。外はすっかり真っ暗で、ラスベガスの華やかなイルミネーションがすごく映えてキレイ!!その後日本系の免税店に10分くらい寄ったんだけど、特に買い物の予定の無い私は見るだけでした。

そして再びバスに乗り"フリーモント・ストリート・エクスペリエンス"を鑑賞すべく移動。このフリーモントストリートには218個ものスピーカーが設置され、そこから発せられる大音響がアーケード全体を包み込む。同時に高さ30メートルの天井に設置された210万個の電球が鮮やかに変化して、美しい映像が投影されるというもの。約6分くらいの無料のショーですがものすごく大迫力で素晴らしく、終わったあとには大歓声が上がっていました。私もものすごく感動してしばらく言葉が出ませんでした!!

その後、夜景を堪能すべくストラトスフィアホテルの345メートルのタワーに向かいました。カジノを抜け、タワーに上がるときに厳重なセキュリティチェックを受け、エレベーターで展望台へ。息を呑むような一面に広がる光のじゅうたんに感動でしばらく言葉を失ってしまいました。こんなにキレイな夜景を私は見たことがありません。きっと一生忘れることが出来ない風景だと思いました。その展望台の上では時折人々の悲鳴が!!!そうです、ここは展望台の上にジェットコースターとビックショット(フリーフォール)があるのです(驚)私は怖くて怖くて乗りませんでしたけど、本当に皆さん怖いもの知らずだなあと思いました。

その後ホテルに戻ったのが11時頃。晩御飯のサンドイッチとスタバのコーヒーをホテルの売店で購入して、部屋で食事をしてシャワー&お風呂にゆっくり浸かりクタクタの身体を休め、12時過ぎに明日のセリーヌ一色な1日に備えてゆっくり寝ました。夜テレビをつけていたら、やたらとマトリックスの特集番組が!!!新作リローデットは本国でもすごく話題になってることが実感できました。

 

★☆★☆★フリーモント・ストリート・エクスペリエンスの模様(動画)★☆★☆★


ラスベガスストリップ地図


■5月17日(土)セリーヌ・デー

セリーヌショー案内板
シーザーズパレス正面
コロセウム

朝10時に起床して、11時から行動開始。チップ1ドルをベット側に置いて部屋を出た。ブランチは宿泊ホテルルクソールでのバフェを楽しむ。(一人17ドルくらい)バフェはソフトドリンク系の飲み物は注文を聞きに来てくれるけれど、基本的に自分で好きなものを好きなだけ取りに行って食べるというもの。デザート以外はまあまあ美味しかったです。お腹も一杯になり、お昼過ぎから歩いてぼちぼちセリーヌのショーがあるシーザーズパレスへ45分くらいかけて歩いて向かう。シーザーズパレスは古代ローマ帝国をテーマにしたホテルで入り口前の庭に噴水や神々のオブジェが沢山ならんでいて、他のホテルに比べてすごく高貴な感じがしました。入り口案内板にはセリーヌの"A NEY DAY"ショーの看板が燦然と光り輝いてました。

ホテルは本当に広くてフォーラムショップなど通ったりして迷いつつも、セリーヌのショーがあるコロシアムの場所をやっとで確認.。その後、コロセウム側のセリーヌショップで早くもグッズをチェック。ショップの入り口の壁にはセリーヌのビデオがずっと投影されていて、すごくきれい。私はパンフレット、Tシャツ、帽子、香水、キーホルダー、カード等山ほどあるグッズに喜びながら、いろいろ見てました。日本にもセリーヌグッズが買える場所があればいいのに・・・・・。自分用にはCoty製のセリーヌブランドの香水を買いました。香りはすごく上品でやわらかい感じ。買い物を済ませた段階ですごい荷物に!!あまりに重いのでいったんホテルに帰ることに。時間はその時15時くらいだったので、シーザーズパレス前からタクシーを拾い、初タクシー(笑)ヒスパニック系タクシーの運ちゃんが英語で沢山マシンガンのように話しかけてきて、分ったのは「あなたたちは中国人か?」ってことくらい。ヒアリングがさっぱりな私は「I'm not good at English」と話して、勘弁してもらったのです。ルクソールに10分くらいでルクソールに到着。チップ込みの10ドルを支払いタクシーを降りる。

ホテルに戻って2時間くらいゆっくり休んで、再び17時ごろシーザーズパレスへ歩いて向かう。現地に到着して、夕食のバフェを食べて、開演1時間前の19時30分ごろにコロセウムへ向かい、入口で空港でのチェックさながらの厳重なセキュリティーチェックを受ける。初めて入ったコロシアムの廊下は赤じゅうたんで重厚な雰囲気。クライスラーの大きな車が展示してあったり、壁にはセリーヌの写真が沢山飾ってあったり(息子ルネちゃんと一緒の写真やコティーの香水のコマーシャル写真など)、セリーヌ一色といった感じ。階上に上がって、同じツアーの人たちとドアの前でホールへの入場を待つ。時間になって会場に入場したら会場の豪華絢爛さにしばし息を呑んでしまった私。場所は1階中段の真ん中寄りのオーケストラ席(150$)。ここならセリーヌもすごく大きく見えそうだ。赤い布張りのフカフカの席(右手にドリンクホルダ、前後のスペースはゆっくり)についてしばらく開演を待ちました。

客層は幅広く20代から60代くらいまでの男女がバランス良く居ました。前方ステージに大きな横長長方形の額縁型のスクリーンがあり、開演前にはそのスクリーンはまるで鏡状態で観客の私たちが映し出されていました。最初は全体だったんだけど、そのうち観客席のお客さんがランダムに大写しにされました。写ったお客さんは最初は画面に向かって笑って手を振ったりするだけでしたが、目立ちたがりのアメリカ人のこと、そのうちに大写しになった人は一芸を披露という具合になって、立って踊ってみたり、男性同士でキスしてみたり、下ネタっぽい仕草をしてみたり、それを見たお客さんがまたわっと沸いて会場は爆笑の渦に包まれていました(笑)前列のおばさん集団が前VIP席を見て『Michael〜』って大騒ぎしてたんですが、私はマイケル・シャクソンでも来てるのかと思って目で追ったのですが、それらしき人は居なくて、きっと似てる人は居るから、おばさんたちは勘違いされてるんだろうと思ってました。ですが・・・・これが後ほどでビックリすることになるのです。(引き続き、下記ショーレポートへ続く)コンサートが終わったあと、爽やかな疲労感と共に帰宅して、明日のグランド・キャニオンツアーに備えて寝たのでした。


セリーヌ"A NEW DAY”ショー
◇セットリスト<2003.5.17 Sat.ラスベガス・シーザーズパレス>



1.Nature Boy
2.The Power of Love
3.It's All Coming Back to Me Now
4.Because You Loved Me
5.To Love You More
6.I'm Alive
7.Seduces Me
8.If I Could
9.At Last
10.Fever
11.
I've Got the World on a String
12.
A New Love
13.I Surrender
14.The First Time Ever I Saw Your Face
15.Aria Di Lucia De Lammermoor (Instrumental)
16.Chanson Napolitaine
17.I Wish
18.Love Can Move Mountains
19.I Drove All Night
アンコール
20.My Heart Will Go On
21.What A Wonderful World

※今回のショーはカバーが多くて、曲名を特定するのがすごく難しいのです。例えば11.12の2曲に関しては、実際に聞いた感じではセリーヌが"I'm In Love〜♪"と歌っていた印象が強く、私は1曲と思ってましたし(苦笑)ショーが3月下旬にスタートした直後に公表されているセットリストを参考に、確実に確認できたもの白字、不明なもの青字で表示しておきます。"Have you ever been in love"は今回は歌いませんでした。
 

 

 

チケット
座席表(H列の真中辺りですが、分るかな?)
オフィシャルページよりコロセウム内部の写真


◇ショーレポート

20時46分頃客電が落ち、イントロに乗って前方スクリーンにCGで階段を下りてくるセリーヌが小さくそしてだんだん大きく映し出される。そして黒のタキシード姿のセリーヌがステージ脇に登場!!髪を少しまた短く切りそろえてスッキリしたようだ。割れんばかりの拍手が浴びせかけれる。静かに1曲目の"Nature Boy"を歌い始める。セリーヌの第一声が発せられたとき、この会場の素晴らしい音響にビックリした。セリーヌの声の調子はすごぶる良くて、またその良さを音響が引き立たせている。ああ〜今私はベガスでセリーヌを実際にこの目で耳で見て聴いているんだという実感が一気に沸いてきて、すごい感動でうるうる来てしまっていた。静かに1曲目を歌い終えると一転して2曲目"The Power of Love"で伸びやかな声を聞かせる。次に赤いドレスに衣装チェンジして3曲目"It's All Coming Back to Me Now"4曲目"Because You Loved Me"と続く。

5曲目の
"To Love You More"私の大好きなこの曲、もちろん今回バイオリンは葉加瀬太郎さんではないけれども、バイオリンの音色をバックに見事な歌を披露してました。この後にセリーヌトークタイム。新曲の名前にかけて「Tonight is all night Hah?」などといって笑わせていたっけ。英語の聞き取りがイマイチな私は((+_+))状態でした。そしてなんと今日のショーを見に、前方中央の席に俳優のマイケル・ダグラスとキャサリン・セダ・ジョーンズ夫妻が来ていることがセリーヌの口から紹介され、観客がどっと沸きました。そっか私の前列のおばちゃんたちが騒いでたMichaelってマイケル・ジャクソンのことでなくてダグラスだったんだあ(爆)セリーヌは客席を降りて二人にハグしに行きました。肉眼でも小さく見えましたが、スクリーンに彼らの姿が同時に大写しになり、「うわ〜本物だあぁぁ」とすごくラッキーな気分になったのです。赤ちゃんを出産したばかりのキャサリンとセリーヌは母親という面での共通点が。時折子供の話をするたびにキャサリンのことも話していました。その後6曲目"I'm Alive"を軽快に歌い、7曲目"Seduces Me"は男性ダンサーに四方を囲まれて座ってしっとりと歌うセリーヌさん。後で私たちに「こんなに沢山の男性に囲まれていいでしょう?(英語)」と笑って話していました(爆)時折カバー曲も織り交ぜて10曲目のペギー・リーのカバーである"Fever"まで続きます。

その後、衣装チェンジして今度は黒のドレスに変身。カバー曲からスタートして12曲目の
"I Surrender"ではCGを使って炎の中で力強く歌うセリーヌの姿が後方スクリーン一杯に映し出されていました。そして14曲目の"The First Time Ever I Saw Your Face"ではセリーヌが他のダンサーたちと一緒に宙を舞い、静かに、そして優雅に歌っていました。そしてインストのAria Di Lucia De Lammermoor が流れ、このときにダンサーたちがステージでいろんな宙吊りのパフォーマンスを繰り広げていました。宙刷りで額縁に写った状態の人やピアノが移動していったり。その後16曲目の外国語の"Chanson Napolitaine"が始まり歌を歌い上げるセリーヌ。会場の雰囲気が変わってサスペンダー姿のセリーヌが登場し、スティービー・ワンダーの17曲目"I Wish"をコミカルにダンサーたちと披露。歌って踊るセリーヌ、最後はサスペンダーを下げてパタンと一人仰向けになんて倒れてエンド(笑)一番ミュージカル的な要素を思わせる模様でした。

そして、18曲目はお馴染みの
"Love Can Move Mountains"。セリーヌが観客に立ち上がるように催促して、観客は踊りながら手拍子の嵐。(そう、今回は1曲目から基本的に座って見るステージだったのです)一気にボルテージが上がり、そのままクライマックスの"I Drove All Night"。今回自分がニューアルバムの中で一番聴きたかった曲だけに、生で聴くその感動はもう言葉には言い尽くせません。沢山のダンサーたちが囲み踊る中でセンターの1箇所せり上がり、その上でノリノリで歌い上げるセリーヌ。最高に盛り上がる観客。終わって、出演者全てがステージに出てきて、横一列にならび一斉にお辞儀して、そして「今日はどうもありがとう(英語)」といいながら最初に会場を去るセリーヌ。続いてダンサーたちが去って行きました。立ち上がり大きな拍手していっこうに座る気配のない観客。待ち構える観客を前に、アンコールで白いドレスの衣装にチェンジしたセリーヌが登場。このときのステージのCGがものすごくてまるで奥行きのある大きなタイタニックの客室(?)か劇場のような映像が合成されてその中にセリーヌが立ちつつ、20曲目の" My Heart Will Go On"をしっとりと歌う。引退前のツアーにいけなくて、実際この曲を生で聴くのが初めてだった私はものすごく感動して、涙がうるうる来てしまいました。

そして21曲目のルイ・アームストロングのカバーである
"What A Wonderful World"をアコースティックな感じで歌いあげました。曲が終わると皆立ち上がりスタンディングオベーションの嵐。最後のセリーヌのトークタイムで感極まってうるうるしながら彼女が話していたことは「これまでの歌手生活は決して平坦ではなく、これまでに辛いことも楽しいことも沢山あったけれど、レネ(マネージャ兼旦那さん)から言われたこのことは私はずっと忘れないわ。彼は私に"君にとってステージは家族であり、家なんだよ。だから皆が君を見守ってくれているんだ"と言ってくれたの。(英語)」私もこの言葉にかなりジーンときてしまって、「セリーヌ、私達ファンはいつまでも家族のようにあなたを応援してるから本当に頑張って!!!」と強く思ったのです。そしてセリーヌが「さよなら(英語)」と言って、ステージを去っていき、中央スクリーンにはエンドクレジットが流れ、22時40分ごろ終演を迎えたのでした。そいうえば今回のステージではバンドの姿が全くなし。どこで演奏してるんだろうと思っていたら、なんとステージ上に設けられた階段下に隠れて演奏していたのです!!セリーヌから紹介されたその瞬間、彼らの姿が階段の隙間から写し出されました。
 

   
セリーヌオフィシャルサイトよりOpening Night Liveでのショーの模様
   
   

◇コンサートあれこれ

やはりアメリカ人、ノリがものすごく良い!!セリーヌが呼びかけた言葉にすばやくリアクションして言葉を投げ返す。これは英語が母国語の国だからでしょうけど、日本のファンも英語を勉強してちょっぴり見習いたいですねえ。今回はダンサーの細かい動きやどのCGがどのタイミングで出てきたかということを詳細までチェックできなかったのであらあらのレポートになってます。沢山ありすぎてチェックできなかったということもありますのでご了承ください(^_-)-☆


■5月18日(日)グランド・キャニオン−ベガス散策


朝7時に起床して準備。1ドルをベット側に置いて部屋を出て、8時半にロビーに集合。担当会社のエアーベガスの外人さんがホテルまで迎えに来てくれた。眠い目を擦りながらバスに乗り、他のホテルに宿泊してこのツアーに参加する人たちを拾いながら、快晴の青空の中、空港に向かった。到着後、それそれの参加者は空港で名前の確認をしてもらい体重測定。やっぱり小型機のセスナ機、積載量に限度があるのでしょうね(苦笑)時間になりセスナ機の方へ向かい、まずは機体をバックに男性パイロットさん2名と記念撮影。(この写真は再びラスベガスへ戻ってきた時に15$で販売してくれるんだそうで・・・笑)、初めての10人乗りくらいの小型セスナに乗り込み、離陸したのは10時半くらいだったでしょうか。エンジン音がうるさいのでヘッドフォンをして英語のガイド音声を聞いてました。当たり前だけどすごく揺れるからけっこう怖く、旋回するときなんかかなりドキドキでしたが、空から見る大地はものすごく壮観で気持ちが良かったです。約1時間ほどの飛行の後、ラスベガス空港へセスナは降り立ちました。また着陸も大迫力。ジャンボジェット機とは全然違うなあと心底思いました。

着陸してから、11時半ごろからバスに乗車してグランドキャニオンへ向かった。時間的に効率がいいからと、朝食兼用の昼食を食べて、再びグランドキャニオン国立公園にバスで向かいまいた。最初にブライト・エンジェルの展望台からグランドキャニオンの雄大な姿を眺めました。グランドキャニオンは日本で言えば四国くらいの大きさになるそうで、迫力満点。歴史を感じさせる何層にも渡る地層の隆起とその中を流れるコロラド川の姿にもう表現出来ないほどの感動を覚えたのです。。その後移動してヤバパイの展望台からもグランドキャニオンを眺めて、自分の悩みがすごくすごくちっぽけに思えました。この雄大な大地にパワーを貰ったという感じです。しばらく散策して、その後13時過ぎには飛行場に戻り、再びセスナ機に乗車。今度は2人とも女性パイロット!?カッコイイと思ったけど、反面「うわ〜大丈夫かなあ」とドキドキしながら乗車。女性だから思いっきりがいいのか、セスナ機は行き以上にかなり揺れたので、心中「助けて!」なんてドキドキしながら、なんとか無事にラスベガス空港まで到着しました。

その後バスでルクソールに送ってもらい、部屋で1時間ほどゆっくりして、夕方からラスベガスを散策。途中通りがかった
ベラージオでセリーヌの"My Heart Will Go On"をバックに流れ、噴水ショーでがあっていたのにものすごく感動!!あるとは知っていたものの、なかなかめぐり合わなかったので、見れた!!という満足感で一杯でした。(但し、向かいの通りから遠目でしか模様を見れませんでしたけど・・・苦笑)そしてパリスで17時ごろバフェを楽しみました。ここのバフェは食事(特にデザートが有名)がものすごく美味しいと有名なんですが、聞きしに違わずものすごく美味しくって、こっちに来て私は一番食事を食べたんじゃないかなあ。食事の後19時過ぎくらいの薄暗くなり始めた頃に、再びベラージオへ。私にとって夜マトモに見る初めての噴水ショー。ビデオにも収めましたが、水の動きが本当に力強かったり優雅だったり、まるで生きているようでした。時折何十メートルもの高さに上がる水柱も大迫力。ラスベガスを代表するショーだなあとシミジミと感じました。その後ホテルに戻り、最初で最後のスロットを楽しみ(たった5ドル分くらい・・・笑)、部屋に戻り、お風呂にゆっくり浸かって、帰国の荷造りをして、23時ごろ寝たのはいいんだけど、夜中1時半に目覚めてから全く眠れなくなってしまった。「もういいや起きちゃえ」と思って夜通しテレビを見ながら朝がやってきました。
 

★☆★☆★セリーヌの噴水ショーの模様はコチラからDLできます★☆★☆★

(Mpeg形式 190MB) 

★☆★☆★べラージオの夜の噴水ショーの模様はこちら★☆★☆★


エアーベガスセスナ機
グランドキャニオン
グランドキャニオンに生息するリス

 

べラージオと噴水ショー
パリスとアラジンホテル
MGMグランドホテル


人マークは、左からブライトエンジェル、ヤバパイポイント。
<サウスリム(南壁)を中心に北方がノースリム(北壁)、左方がウエストリム(西壁)周辺の地図>


5月19日(月)アメリカ出国  5月20日(火)日本帰国

お礼の意味を込めて1ドル多く2ドルをベット側に置いて部屋を出て、朝6時半に荷物を持ってロビーに集合して、JTBの斉藤さんと一緒にラスベガスマッカラン空港へ。サンプランシスコ空港行きの国内便アメリカウエスト航空HP866便ので搭乗手続きを行い、スーツケースの鍵を空けた状態で荷物を預け、セキュリティチェックへ向かう。今度は完璧と思ったらまた引っかかり、最終的にには私のスニーカーが原因だったのです。またボディーチェックを受け(もうすっかり慣れっこ)、まずは腹ごしらえ。空港のバーガーキングでマフィンとポテト、コーヒーを注文したんだけど、苦手なチーズがたっぷり入ったものばかり((+_+))仕方ないから一番少なそうなのを注文してチーズを削ぎながらなんとか食べたんだけど辛かったです(涙)その後スロットマシンの並んでいる搭乗口に行って案内されるのをひたすら待つ。ここで斉藤さんとはさよなら。お礼を言って飛行機に乗り込む。

9時9分頃に離陸。この飛行機、なんとスチュワーデスさんが黒人でウーピー・ゴールドバーグをスリムにした感じの方。髪はトレッドヘアですごくカッコよかった。そんなこんなで約2時間でサンフランシスコ空港へ着き、荷物はそのまま乗り継ぎのANAまで自動的に載せてくれるということだったので、荷物は受け取らずに、今度はセキュリティーチェックもなくラクチンだった。無事に係員さんと合流し、すごく離れたANAのカウンターまで導かれるままに歩き、今度はANAの成田行きNH0007便の搭乗手続きを行い、搭乗窓口で案内を待つ。さすがにここのお客さんは日本人ばかりで、なんだか久々にほっとした。11時55分に飛行機は離陸して、約9時間の飛行機の旅。途中食事が2度出た後、14時55分ごろ成田に帰国して、入国審査、税関チェックを抜けて無事に日本国へ。その後、友人と成田で別れ、私は19時45分のJAL成田ー福岡直行便で福岡に帰ったのでした。この飛行機エクゼクティブクラスですごくラクチンでした。
 


■セレブのライブ宣伝広告


ラスベガスはセリーヌだけではなく、沢山の著名なアーティストがショーやライブを繰り広げます。中でも看板や宣伝をよく見かけたのが、私が4月に福岡で見たばかりのオリビア・ニュートン・ジョン、そしてヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、リアン・ライムス、あとグラディス・ナイトの看板も見たような気がします。またMGMグランドのビジョンでは5月20日に開催されたショー「Diva'sDuets」の宣伝が沢山流れていました。ラスベガスはショービズ王国です。
 
 

パリスホテルで公演中だったオリビア・ニュートン・ジョンの宣伝ビジョン ヒルトンホテルで公演予定だったヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの宣伝看板


■あとがき


いろいろハプニングもありましたが、珍道中で楽しかったです。何よりもセリーヌのショーが見れたこと、この一言に尽きます。この感動を一生忘れずに行きたいです。またラスベガス行くことがあれば、次もまたセリーヌかな(爆笑)最後に、今回ご一緒したGORO★さん、セリーヌファンのツアーの皆さん、どうもお疲れ様でした。


■おみやげ


"A New Day"ブック

キーホルダー

セリーヌブランドの香水

"A New Day"Tシャツ

セリーヌのポストカード(A4大)

ルクソールのポストカード


■ラスベガス関連リンク集


ラスベガス大全⇒ココ
ラスベガスの全てがここに紹介されています!