Sheryl Crow Detours Japan Tour 2008
■Japan Tour 2008 Schedule

●12月10日(水)大阪厚生年金会館大ホール
●12月11日(木)東京・JCB HALL
12月12日(金)東京・JCB HALL

(写真)アルバム「Detours」ジャケットより

■来日決定ニュース(2008-06-30 BARKS)
グラミー賞9冠シンガー、シェリル・クロウ来日公演決定
グラミー賞9冠を誇る、米国を代表する女性ロックシンガー、シェリル・クロウの来日公演が決定した。シェリル・クロウは1993年、1stアルバム『Tuesday Night Music Club』をリリース。全米で400万枚を超えるヒットとなり、一躍スターダムにのし上がった。1995年を筆頭にグラミー賞の受賞歴には華々しいものがあり、これまでに9回の受賞数を誇っている。今回の来日公演は、1月にリリースされた最新アルバム『ディトアーズ』を携えてのものになる。これは、オリジナルアルバムとしては『ワイルドフラワー』以来、2年ぶりのニュー・アルバム。プロデューサーに、1stアルバムと同じくビル・ボットレルを迎え、“ディトアーズ=回帰点”という意味通り、初期の頃のみずみずしい感性に出会える。人生の回帰点を経てもなお成長するサウンドを聴くことができる作品だ。

■チケット
(アリーナ10列28番)


■Band Member

Sheryl Crow・・・Vocal, Guitar
Mike Rowe・・・・Keyboards
Jeremy Stacey・・Drums
Jon Button・・・・Bass
Peter Stroud・・・Guitar
Tim Smith・・・・・Guitar
Wally Ingram・・・Percussion
Stephanie Alexander・・・Backing Vocals
Nayanna Holley・・・Backing Vocals

■SetList(2008.12.12 Sat.東京JCBホール)
パフォーム曲順と収録アルバム
1.God Bless This Mess
2.Shine Over Babylon
3.Love Is Free
4.A Change Would You Good
5.Steve McQueen
6.Leaving Las Vegas
7.Strong Enough
8.Can't Cry Anymore
9.Motivation
10.My Favorite Mistake
11.Gasoline
12.Run Baby Run
13.Detours
14.If It Makes You Happy
15.Out of Our Heads
16.Soak Up The Sun
17.Everyday Is a Winding Road
(encore)
18.I Shall Believe
19.All I Wanna Do
20.Higher Ground
from[Detours]
from[Detours]
from[Detours]
from[Sheryl Crow]
from[C'mon C'mon]
from[Tuesday Night Music Club]
from[Tuesday Night Music Club]
from[Tuesday Night Music Club]
from[Detours]
from[Globe Sessions]
from[Detours]
from[Tuesday Night Music Club]
from[Detours]
from[Sheryl Crow]
from[Detours]
from[C'mon C'mon]
from[Sheryl Crow]

from[Tuesday Night Music Club]
from[Tuesday Night Music Club]


■LiveRepot(2008.12.12 Sat.東京JCBホール)
(オフィシャルホームページのブログより)
写真は他のツアー地でのステージセットですが、
日本ツアーもほぼ一緒。垂れ幕の色は
青・赤・黄色等々に変化します!!

定刻から15分遅れの19時15分頃に客電が消え、わーーーーっという歓声と拍手が沸き起こり、皆総立ちとなりました。さて次はいよいよ待ちに待ったシェリルの登場です。ジョニー・ナッシュの"I Can See Clearly Now"の音楽が2コーラスと少し流れ、私たちは音楽に合わせて手拍子をしながら、シェリルの登場を待っていると、バンドメンバー数名やコーラス女性3人組メンバーが登場し(シェリルのコンサートにコーラスが居るって初めてかも!!!)、続けてシェリルが登場しました。ものすごい歓声が沸き起こりました。金髪ロングパーマヘアーのシェリルの衣装は、スリムな体にフィットした白のノースリーブシャツとパンツ。ものすごくカッコいいです。ギターを片手に始まった1曲目は最新アルバム「ディトアーズ」収録の1曲目"God Bless This Mess"。しみじみとした感じで歌い上げるシェリル、すごくカッコいいです。

それから同じく最新アルバムからの"Shine Over Babylon"が続きます。 とてもノスタルジックな雰囲気漂うメローなこの曲で、シェリルは観客の心を既にがっしりとわしづかみにしたようで、私達はもう体を揺らしたり手を振ったり、ノリノリ状態。サビの「Shine〜〜〜〜 Over Babylon〜〜♪」のコーラスは皆で大合唱。途中シェリルがささやくように語り掛けるフレーズがあって、とってもセクシーでした!!!曲が終るとシェリルは「ゲンキデスカ〜?」と私達に日本語で呼びかけ、私達も「イェーーーーーーィ」とものすごく大きく大反応!!!「ワン、ツー、ワンツースリーフォー」とタイミングを取り始まったのはニューアルバムからの"Love Is Free"。とってもハッピーな感じのほのぼのとした曲で、楽しそうに歌うシェリルに私達は大きな手拍子で応えます。まだ最初なのに盛り上がり過ぎ、それくらい会場はもう大歓声が沸き起こっています。

終って次に始まったのは、アルバム「シェリル・クロウ」からの大ヒット曲"A Change Would You Good" この曲から古くからのファンには涙もののヒットレパートリーがスタート。観客はシェリルと一緒に大盛り上がりで大合唱状態。シェリルのけだるいような力強いような独特なヴォーカルがいい味を出しています。そして次に始まったのは前々作の大ヒットアルバム「カモンカモン」からのハードなロックチューン"Steve McQueen "。会場の雰囲気が一気にロックな雰囲気に様変わり。シェリル、最高にクールでカッコよくて、会場の雰囲気はもう最高潮という感じ。一瞬音楽がストップして、そしてまたスタートするシーンがあるんですが、そんな間もすごくクールでカッコいい!!大盛り上がりで曲が終ると、シェリルが「ゲンキデスカ?」と再び日本語で呼びかける。喜ぶ私達。

次に始まったのはファーストアルバム「チューズデイナイト・ミュージッククラブ」からのヒット曲"Leaving Las Vegas"そして続く"Strong Enough"で再び会場はまったりしたムードに包まれました。しみじみと歌い上げるシェリル。時には切なく心に染みる感じがして、私達はひたすらシェリルのボーカルに聞き入りました。終るとシェリルが「ハーイ、トーキョー!!!」と呼びかけると、ものすごい歓声が沸き起こりました。「Do you speak English?」と呼びかけると「Yes!!」とか「No!」とか反応は様々。続けざまにシェリルが「スコシ、スコシ(少し)」って話すと、観客は大爆笑。そしてシェリルが「We are so happy to be here!!(私達はここに居れてとてもうれしい)」「今回は6年ぶりの日本公演になりますが、これもウドーさん(今回シェリルを招聘したプロモーターさん)のおかげです(英語)」と言うと、ものすごい拍手と歓声が。「私達はれまでたくさんの都市や国々で沢山の素晴らしい時を過ごしてきました。」と言って始まった曲はファーストアルバム「チューズデイナイト・ミュージッククラブ」からのミディアムテンポの"Can't Cry Anymore"。 途中にオープニングで流れたジョニー・ナッシュの"I Can See Clearly Now"のメロディーとヴォーカルを織り交ぜて歌うシェリル、そして「Cry〜Cry〜 Cry〜It's Sunshine Day!!!」と一緒に大合唱する私達。そして再び"Can't Cry Anymore"のメロディーに戻り、途中シェリルが「Yeah〜〜〜〜〜!!!」と歌い私達が「Yeah〜〜〜〜〜!!!」と応じて歌う(叫ぶ)シーンがあり、その掛け合いが4度ほど繰り返されて、さすがに次のフレーズに進みたかったのか、シェリルが「トーキョ〜〜(苦笑)」って喜びのコメント。シェリルのお客さんの反応にとっても満足気な様子が伺えてうれしい。

曲が終わり、シェリルが「今日私達は原宿に行ったの。そこで偶然○○○○という有名人に会ったわ。あなた達は知ってる?次の曲はセレブリティーズ(有名人達)について歌った曲です(英語)」と言って始まったのは、ニューアルバムからの"Motivation"。海外系の有名人だったみたいですけど、名前は聞き取れませんでした。ノリノリのアップテンポな曲で私達は大盛り上がりでした。そして、お待ちかねのアルバム「グローブ・セッションズ」からの"My Favorite Mistake"が始まりました。この曲のギターによる独特な前奏の始まり方が大好きで、ものすごく盛り上がりながら曲に聞き入っている私が居ました。シェリルのパフォーマンスに大きな手拍子で応える観客、終るとものすごい歓声が響き渡りました。そして間髪居れずに始まったのは、ニューアルバムからのミドルテンポナンバー"Gasoline"。ガソリンってあの燃料のガソリンです(笑)。シェリルならではの社会風刺ソング。 皆で「ガソリ〜ン イェイェイェイェ〜イ!!!」と大合唱で大盛り上がり状態。曲が終るとシェリルからメンバー紹介がされました。ギターとベース、キーボードは前のツアーと同じおなじみメンバーです。懐かしいなぁ。

そして続いて始まったのはファーストアルバム「チューズデイナイト・ミュージッククラブ」からのヒット曲"Run Baby Run"。 サビのコーラスはもちろん観客全員で「Run Baby、Run Baby、Run Baby、Run Baby、Run〜〜♪」と大合唱。シェリルの原点といえる曲、ものすごく懐かしくてじーーーんと胸に染み入りました。曲が終ると「今年はとても充実した1年で、ライブショーをやったり云々・・・(途中、2007年に養子縁組した息子ワイアットくん、自身が乳癌を患って闘病したことにも触れていました)」「これらの経験から生まれた曲です」と始まったのは、ニューアルバムからのタイトル曲"Detours"。内省的で感傷的な雰囲気の曲にしみじみと聞き入る私達。彼女の曲は生ものという感じで、魂がこもっているなと実感できました。

そしてそして、おなじみのヒット曲"If It Makes You Happy"。下手な説明は要りませんね。もーーーー最高!!皆でシェリルと「If It Makes You Happy〜〜〜♪ 」と大合唱。続いて始まったのは、ニューアルバムからノリノリのロックナンバー"Out of Our Heads"。力強く歌うシェリルに手拍子したり歌ったりして、大盛り上がりで応える私達。 「頭で考えずに、心で考えるのよ!!!」という彼女の曲とボーカルが私達の胸にズシリズシリ響いてきます。そして次の曲は、待ってました、あの大ヒットアルバム「カモンカモン」からの大ヒット曲"Soak Up The Sun"です。会場の雰囲気は一気に明るく陽気でハッピーに変わりました。 これまでで一番大きな歓声と拍手そして大合唱が彼女のパフォーマンスを後押しします。そして、これもまた待ってましたというアルバム「シェリル・クロウ」からの大ヒット曲"Everyday Is a Winding Road"(ジュリア・ロバーツ主演映画「エリン・ブロコビッチ」の主題歌)。観客とステージの一体感はこれまでで最高の時を迎え、もう私達は我を忘れて、シェリル・クロウという素晴らしい偉大なアーティストの姿に圧倒されていました。一生懸命歌って手拍子して体を揺らして彼女のエネルギーを感じました。

途中「Everybody gets high, everybody gets low〜♪(誰でもいい時も悪い時もあるわよ)」のフレーズをシェリルが歌う際、high〜の時には人差し指を頭上に突き出し、low〜の時には下に下げるというおなじみのパフォーマンスを皆真似してやってました。そして曲が終了し、ものすごい拍手と歓声の中でシェリルたちがステージから去っていきました。え、これで終わり???そんなわけないでしょ。興奮冷めやらない観客は大きく手拍子しアンコールのサインを出します。そして5分くらい経過して、再びメンバーに続いてシェリルが登場。ファーストアルバム「チューズデイナイト・ミュージッククラブ」からのスローなナンバー"I Shall Believe"が始まりました。一気に会場がしんみりムードになった後、続いて始まったのは同アルバムからのミディアムテンポなヒット曲"All I Wanna Do"。アンコールは懐かしいナンバーの応酬という感じで涙ものです。「Thank You So Much!!!」と呼びかけるシェリル。

ここでなにやらメンバーがクリスマス等の被り物をし始めました。トナカイやサンタ、プロレスのレスラーの覆面など様々で、ドンキホーテなんかに売ってそうなものです(大笑)シェリルはピンクの大きなウサギの耳の付いたヘアバンドを付けていました。なかなか似合っている!!!!観客も大盛り上がり。「今夜が(日本での)最後の公演になります。ベストなバンドメンバーとこの日を迎えられてうれしい」そう言って再びバンドメンバーを紹介して、始まったのはスティーヴィー・ワンダーのカバー"Higher Ground"。シェリルのウサギのへヤバンドが途中頭から落ちてしまったりしましたが(笑)力強くパフォーマンスしてくれて、私達は大満足。「Thank you!!」と呼びかけるシェリル。その後、シェリルとバンドメンバーがステージに一列に並んで、手をつないで一緒にお辞儀。私達は素晴らしいパフォーマンスに力いっぱい大きな暖かい拍手をいつまでもいつまでも送りました。手を振ってステージを去るシェリル達。21時ごろ、約1時間45分のライブは終了したのです。



(オフィシャルホームページのブログより
12日"Higher Ground"での被り物(笑)

■コンサートあれこれ
チケット入手はギリギリ直前の11月
シェリルが来日公演をすることは、今年7月に決定していたらしいのですが、全く知らずにいて、知ったのが公演直前の11月でした。日程的に12日(金)の東京公演しか行ける可能性がなく、当然ながらチケットは既にソールドアウト。早速一緒に行く友人Mちゃんと色々と計画を練り、とあるチケット入手サイト経由で、12日の通常8500円S席を約15000円でゲットしました。ステージ前中央ブロック前から10列目の席だったのですが、実際に当日席に着いてみると素晴らしい良席。ラッキーでした。


良心的な席配置のJCBホール
このホールは私にとって始めての会場だったのですが、3000名くらいのキャパで、こじんまりとしていて一体感が感じられる会場でした。アリーナ席の配置も、前の方と重ならないように交差するように椅子が設置されているので、すごく親切だなあと感動しました。


ツアーパンフレットはなし、客層は若干年齢層高し
今回は珍しくツアーパンフはなし。私は代わりにツアースケジュールがプリントされたTシャツを購入しました。グッズ売り場にはCDやDVD、Tシャツ、ポスターなどが販売されていました。シェリルのファン層は30-40代中心という感じでした!

Tシャツ表
一番ベーシックなタイプ
Tシャツ裏
今回のツアー都市名入り


終始オールスタンディング
一応席はあったのですが、アリーナはシェリルの登場から最後の退場までずっとオールスタンディング状態で大盛り上がり。さすがに終った時は疲れていて、へなへなと席に座り込んでしまった私でした(苦笑)体力ないなあ・・・・。ライブの時って、手の振り方や揺れ方の違いで、お隣の方々にぶつかったりしてしまいますよね。今回は私の左にいらしたエキサイトしているお兄さんと、かなりの頻度でぶつかったり、手が当たっていたりしました。終った後にお兄さんから「ごめんなさいねーーー」って謝られ、「いえいえ、こちらこそ!!!」って私も言いましたけど、こういうファン同士の思いやりの言葉が出てくるのもシェリルのライブならではなんだろうなと思いました。


とってもごっつい外車発見
ライブ後、JCBホール外の道路に、ものすごい高級外車が横付けになっていて、日本人の運転手さんがご主人様を待ってますというような感じで立っていたので、「この車でシェリル・クロウさんが移動するのですか?」と聞いてみました。が、その車は今日のコンサートを楽しまれているシェリルも親しい日本人の方の車なのだそうでした。あれれ・・・。ご主人様がシェリルとも親しいってバラす運転手さん、話しちゃっていいの(笑)確かにこんなに堂々と道路を横切って乗るわけがない、秘密の通路で帰りますよねぇ。聞いた私達っておバカさん。

JCBホールのある「MeetsPort」全景
TokyoDomeCityの中にあります!
JCBホールは東京ドームホテルの隣 JCBホール入り口
電光掲示板にはライブ告知テロップ
入り口前の長蛇の列

■プロモーションビデオ等(By YouTube)
今回のライブでパフォーマンスした曲をセットリスト順に集めてみました!!数々の名曲のビデオをお楽しみください
(タイトルをクリックしてくださいね)
God Bless This Mess
Shine Over Babylon
Love Is Free
A Change Would Do You Good
Steve McQueen
Leaving Las Vegas
Strong Enough
Can't Cry Anymore
My Favorite Mistake
Gasoline
Run,Baby,Run
Detours
If It Makes You Happy
Out Of Our Heads
Soak Up The Sun
Everyday Is A Winding Road
I Shall Believe
All I Wanna Do

■あとがき
シェリルの公演はこれまで過去2回(アルバムシェリルクロウ1997年、2002年)とも福岡でずっと楽しんでいました。(というのも必ず福岡にも来てくれていたからなんです)が、今回は残念ながら福岡での公演がない!!ということで、半分ショックながら、「これは遠征しかない!!!」と思い立ち、日程の都合で東京行きを決意しました。6年ぶりのシェリルはデビュー当時の原点回帰な雰囲気で、私的には97年のライブを思い起こさせるようなものでした。今回コーラスを初めて採用していましたが、彼女自身もデビュー以前の下積み時代はバックコーラスもやっていて、マイケル・ジャクソンのバッドツアーに参加していたのは有名な話ですよね。シェリルはこれまで公私共に良いことも悪いこともいろんな経験をして、人間的にも随分と厚みを増して、それが曲に反映されているなあという気がしました。聞く曲全てが彼女の代表曲、それくらい音楽界においてとても偉大なアーティスト。今回無理してでも東京に来てライブを楽しめたことを幸せに思います。これからも女性ロックアーティストの代表選手として、パワフルに頑張って行って欲しいと思います!!シェリル、素晴らしいステージをありがとう!!!

■シェリル・クロウ来日公演観戦ツアー番外編はコチラ!!

■2008年来日公演裏話
UDOさんのサイトで紹介されています!!!

■LINK
オフィシャルホームページ(アメリカ)
http://www.sherylcrow.com/
ユニバーサルミュージック(日本)
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/sheryl/index.html

■2002年来日公演レポ(福岡)はコチラをご覧ください!