Michael Jackson History World Tour
Michael Jackson
Japan Tour 1996 Schedule
  • 1996年12月13日(金) 東京ドーム
  • 1996年12月15日(日) 東京ドーム
  • 1996年12月17日(火) 東京ドーム
  • 1996年12月20日(金) 東京ドーム
  • 1996年12月26日(木) 福岡ドーム
  • 1996年12月28日(土) 福岡ドーム
●Song List○
  1. Scream 
  2. They Don't Care About Us 
  3. In The Closet 
  4. Wanna be startin' somethin' 
  5. Stranger In Moscow 
  6. Smooth Criminal 
  7. You Are Not Alone 
  8. Motown Medley〜Love You Save/I Want You Back/I'll Be There〜
  9. Off The Wall Medley〜Rock With You/Off The Wall/Don’t Stop ‘till Get Enough〜
  10. Billie Jean 
  11. Thriller 
  12. Beat It 
  13. Dangerous 
  14. Black Or White 
  15. Earth Song 
  16. Heal The World 
  17. History 
●Concert Report○
会場の照明が突然落ちて、マイケルの特殊効果を駆使した近未来をイメージしたジェットコースタームービーがステージ中央と両脇に設置された大スクリーンに約5分くらい流れる。ビデオが終わり爆音とともにステージ中央に宇宙船が降り立つ。その中から出てきた金色のボディスーツをまとったマイケルの登場に会場は「マイケル〜」「キャ〜」「スゴ〜イ」という悲鳴にも似た大歓声に包まれる。ヘルメットを脱いで1曲目の”Scream”(妹ジャネット・ジャクソンとのデュエット曲で大ヒット)が始まる。

2曲目はバックに数名のダンサーを従えて軍隊チックな踊りを見せる”They Don't Care About Us”、そして3曲目”In The Closet”とテンポ良く曲が続く。「How Are You Doing?」と何度も観客に呼びかけるマイケル、「キャ〜」と答える観客。続いておなじみの4曲目” Wanna be startin' somethin' “が始まる。ここで観客は皆ノリノリで会場のボルテージが一気に最高潮に達する。

これまでのアップテンポの曲から一転して、続く5曲目はちょっとスローで哀愁を感じさせる曲” Stranger In Moscow” が始まる。ひたすら興奮状態の観客も一休みといったところ。続く6曲目は白の帽子と背広姿のマイケルが数名のダンサーを従えて登場し、再びストーリー仕立てのダンサブルな曲” Smooth Criminal”が始まる。おなじみの真っ直ぐに傾くシーンも健在。やっぱり凄い!!

7曲目は再びスローな曲” You Are Not Alone”。8曲目はジャクソン5時代の懐かしい曲” Motown Medley” が始まる。画面後方には昔の映像が流れている。Love You Save、I Want You Back、I'll Be Thereとおなじみの曲を楽しそうに歌うマイケル。9曲目は”Off The Wall Medley”が始まる。”Rock With You” と”Off The Wall”、”Don’t Stop ‘till Get Enough”が続く。

それが終わると帽子とラメ入りのジャケット、白手袋のおなじみの衣装を着けたマイケルが暗闇でスポットライトの光を一点に浴びて、華麗なダンスを披露する10曲目の”Billie Jean”が始まる。マイケルのダンスの才能にただひたすら圧倒される観客。続く11曲目の” Thriller”が始まる。おなじみのビデオクリップが最初に大スクリーンに映し出されて曲がスタートする。途中マイケルが地下に潜り、狼男に変身して再登場し、お墓から蘇った複数のゾンビを従えて踊り、最後は棺桶に入り、その後一瞬のうちに棺桶の中から消え、そして消えたマイケルが別場所のクレーン上から登場するという瞬間移動のマジックを披露。赤いジャケットを着たマイケルの「Oh〜」という叫び声とともに12曲目の” Beat It”が始まる。旋回するクレーン上から観客を見下ろして歌うマイケル。途中「Oh〜」と何度も呼びかけけ、観客も「Oh〜」と何度も叫び返す。会場はもう怖いくらいヒートアップして手のつけられない状態。プロモ同様にストーリー仕立てのステージとなっていた。

続いて007仕立てでジェームス・ボンドのテーマソングが流れ、黒い帽子と背広を着たマイケルが数名のダンサーを従えて登場し、13曲目の” Dangerous”が始まる。途中で妹ジャネットの声「You know you want me」や「Get the pioint 」「Good」「That’s dance!」のセリフが挿入されていたのが面白い。続いて14曲目は” Black Or White ”。マコーレ・カルキン出演のプロモが少しだけ流れた後にマイケルが登場。エッジの効いたギターとともに歌いまくるマイケル。

その後は反戦の願いが込められた15曲目” Earth Song”が始まる。哀愁漂う曲調にそれまでノリノリだった会場もしばししんみりと静寂に包まれる。会場には戦車まで登場し、戦意に満ちた兵士が次第に平和に目覚めるというストーリー仕立ての感動的なステージ。その後は〜世界の子供達のために素晴らしい未来を築こう〜というプロジェクト「Heal The World」のビデオが流れ、16曲目の” Heal The World “が始まる。中央の大スクリーンには大きな地球の映像が映しだされている。ステージには沢山の子供が登場し手を繋ぎながらステージ上で輪が出来ている。『愛してます!』『I Love You!』と何度も呼びかけるマイケル。そして曲の終了とともに照明が落ちた。

再びアンコールで会場の照明が付き、会場スクリーンには沢山の国々の国旗が写し出され、兵士の映像が流れる。クラッシックの重厚な音楽をバックに実際にステージにも国旗を掲げた兵士のコスチュームを着たダンサー達が登場し行進する。そしてその中に登場したマイケルが17曲目”History”を熱唱する。その後『I Love You!』という言葉とともにコンサートは終わったのでした。

●Concert 後記○  

このときのライブはまったく予習が足りなくて(笑)、ニューアルバム"History"からの曲1.2.5.17.19にあまりノレなかった覚えがあります。ただ、以前のヒット曲もふんだんに盛り込まれていたため、すごく楽しいコンサートでした。前回の児童虐待疑惑を背負っての来日に比べて、のびのびとして生き生きとしたステージが見れたことは本当に良かったと思います。このツアー後はもう世界ツアーはしないと公言していたマイケルですが、本当にそうだとしたら残念でなりません。また日本に来日してくれることを祈ってやみません。

※後にビデオ化(?)されたライブ・イン・ミュンヘン(ドイツ)と曲目を比較すると、まず8曲目は無かったようなので、日本公演でご覧になった方は幸せ者ですね(^_-)vブイブイッ