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| ■1日目（2007年8月8日）〜晴れのち雨〜 ○起床〜福岡空港  今朝は出発の日にふさわしいとてもいいお天気。今日は6時に起床。コーヒーを飲みながら準備をし、7時半に予約しておいたタクシーに乗り込み福岡空港へ。福岡空港国際線ターミナルビル３Fの旅行受付カウンターに8時半に集合。行くとイタリア行きの何種類かのコースのそれぞれのツアー参加者の皆さんでごった返していました。ここで添乗員の三ヶ尻さんと初めて顔合わせ。パスポートをお見せして、航空予約券を受け取り、その後、JALカウンターでチェックイン＆荷物を預けました。もちろんマイレージもしっかり付けてもらいました（一時的にマイルを稼ぐためにJALカードに入会した私）。
それから待合室に案内されて、今回私の参加する「イタリア周遊ハイライト9日間〜ナポリ・カプリ島・ポンペイ〜」で行動を共にする30名ほどの皆さんと一緒に今回の旅行の説明を聞きました。これはＪＴＢが今回募集したイタリアの全５コースのうちの1コースの1団体に過ぎません。福岡と仙台からそれぞれイタリア行きの参加者を乗せて、飛行機１機を満席にしてイタリアへ旅立つのです。さすがＪＴＢ、考えると凄いことですね。鹿児島から参加の方が一部遅れて福岡に到着されているようでした。添乗員さんからお土産の手配のことや、最終日の観光でのオプションの薦め話（チボリ観光）、カード紛失の際の日本の連絡先についての確認、現金は空港で換金しておいたほうがレートがいいので、先にしておくように・・・・などといった説明がなされました。福岡からヨーロッパ方面へ行くには通常は成田や関空、名古屋経由ですから、それを考えると今回はまたとない便利なチャンスだったのです。さすが福岡発着ということで、福岡組は福岡やその近県からの参加の方が多いようです。遠くは鹿児島や広島などからも。 説明が終わるとそれぞれ定刻までゆっくりして、手荷物検査やX線検査を受け、出国検査をパスし、各自搭乗口へ。その後途中免税店もありましたが、特に購入はナシ。今回の手荷物検査ではセキュリティが強化され、液体やクリーム類の持込は全て100ML以内のボトル等に詰めて、20センチ×20センチのジッパー付の透明ビニール袋に詰めてしか機内に持ち込めません。それもちゃんとしていたので、今回は完璧だと思っていた私ですが、やっぱりお馴染みでひっかかってしまいました。それはずばり眉バサミ（爆）こんなに小さいはさみをものすごく厳重に袋に厳封されて、到着空港まで預け荷物と一緒に運ばれることに。参りました〜〜(^_^;)搭乗口でゆっくり座って、搭乗時刻を待ちました。福岡空港から海外に旅発つのは私が初めてグアムに行って以来でかれこれ10年ぶりです。そう思うと時の流れは本当に速いなあとちょっぴりなつかしい気持ちになりました。
○福岡空港〜JALチャーター便への搭乗 搭乗時間になり、カウンターを抜け、階段降りて皆さんの後について行くと、一度外に出ました。私たちの乗る巨大なJALチャーター便JL8827便（ボーイング747-400：座席数266〜416）は一番端に停めてあり、あたりはエンジン音がゴーーーーーッとものすごく鳴り響いていました。すごい迫力です!!飛行機をバックに写真を撮った後で、私たちは飛行機のそばのタラップ階段を上がって搭乗しました。成田空港などでしか経験しないことなので、珍しいなあと思いました。福岡およびその近県からのイタリアへのツアー参加者約200名をまず全て乗せて飛行機はまずは仙台空港へ向かいます。
○福岡空港から仙台空港へ さていよいよ出発です。飛行機は定刻の午前10時25分に離陸。まずは仙台空港までの2時間半ほどのフライト。実は私は東京から北に行ったことがありませんでした。だから初めての東北だぁとワクワクでしたが、仙台に行くといっても、搭乗口にしか降り立たないわけで、これが初めての仙台上陸と言えるのかは定かではありません（苦笑）飛行機は順調に飛行を続け、予定通りに13時ごろ仙台に降り立ちました。ここは東北？と思うほど蒸し暑く、東北＝涼しいという私のイメージがガラガラと崩れ去ったのです。
仙台では一度飛行機の降りました。降り口でトランジット（乗り継ぎ）券をそれぞれ渡されました。そして搭乗口入り口前で手荷物検査＆ボディーチェックがなされました。ここで持っている水類は没収です（悲）私のボディーチェックは女性からされたのですが、けっこう念入りにされたので恥ずかしかったです。検査が終わり、搭乗時刻までゆっくり椅子に座って待ちました。搭乗口の風景は福岡空港とまるで似ていて、ガラス張りで広くすっきりとした印象で、国際線は普段はやはり韓国や中国などのアジア方面が多いのだそう。散策していると、売店でお茶と「牛タン饅頭」という肉まん状のお饅頭（塩味としょうゆ味）を発見。朝ごはんまともに頂いてなかったので、腹ごしらえで購入し、私は塩味をいただきました。うん、なかなかイケます!!美味しい。待っている間に添乗員さんに最終日のローマでのフリータイムの移動のことや、お店の開店状況、観光地の見れる状況などをずっと相談。私が行こうと思っているサンタンジェロ城までのエリアはなんとかギリギリ徒歩圏内かもという結論に落ち着き、とにかく歩くだけ歩いて、最後はタクシーでホテルに戻ろうという話に。
さて,いよいよ再びJL8827便に搭乗です。搭乗券代わりのトランジット券を持ち、再度搭乗ゲートに並び、飛行機に乗り込みました。仙台から乗り込んだ人は約100名。今度は本当に本当に日本出国です!!! ○ミラノへの12時間ロングフライト 15時半ごろJL8827便は仙台空港を離陸し、一路イタリアのミラノへ飛び立ちました。日本よさようなら(^^)/~~~飛行機はどんどん加速し空高く飛んでいきます。乗ってしばらくして、水平飛行になって安定すると、シートベルト着用サインが消えてそれぞれの席の前にある個別のテレビが動作し始めました。音楽にニュースに映画やゲーム、フライトマップ、機外カメラなどいろんな画面があります。私はまずフライトマップを見ながら飛行機の現在地や行き先を確かめたのです。確かに日本を離陸してイタリアに向かっているんだなぁとさらに実感。飛行機のシートは3列、4列、3列の配置。私は進行方向に向かって一番左側窓際の席でした。エコノミーなので、やはり狭いし、足がとっても窮屈です。しばらくして、飲み物とおつまみのサービスがあり、私は飲み物にビールをチョイス。ペットボトルの水も配られました。
そして映画チェックをしたのですが、映画は目新しいものでは「スパイダーマン3」「シュレック3」「舞妓Haaaan!!!」などが上映されていました。「スパイダーマン3」は一度日本でも映画を見ていたけれど、改めて再び見ました。いやーーー面白いです。よく考えたら先行上映モノって何だったんだろう？まったくノーチェック（汗）そうこうしている間に遅い昼御飯のお食事が運ばれてきました。ブロイラー生活の始まり始まり〜〜。メインはデミグラス系のソースのかかったハンバーグとバターライス。付け合せに何故だか鯖とヒジキ（爆）いつも思う機内食の妙なんですけど、ご飯ものが出ているのにやっぱりパンが付いています。飲み物は赤ワインにしました。うーんフランス製JALは美味しい。
音楽を聴いたり、イタリアの本を読んだりしながら、過ごしていると、機内の照明がだんだんと暗くなり睡眠タイムに。うーーーやっぱり急に寝ろって言われても眠れないのです。私はテレビのルートマップや自然の世界を描いた映画をずっと見ながら自然に眠くなるのを待ち、ウトウト眠りに落ちました。飛行機はただ今ロシア上空を飛行中です。打ち落とされないのでしょうか？（って冷戦の時代はとっくに終わってるし!!!）眠ったような眠らなかったような中途半端な状況で長い就寝タイムが終わりました。 朝ご飯、いえ時差の関係でこれは晩御飯なのか？その証拠にイタリアらしくメインはトマトソースのかかったペンネです。もうすこしトマトソースが欲しかったけど・・・。パンをちぎりながらいただき、なかなか美味しかったです。カナダに行くわけではないけど、サラダはサーモン入りでした（苦笑）飲み物は再び赤ワインにしました。なんだか少し酔ってポーっとしてきました。おやつのキットカット、残念ながら溶けて.どろどろゆるゆるになっていました（涙）ということで食べずに返却なり。
飛行機はロシアから西ヨーロッパへと入り、もうすぐイタリアのミラノに到着します。空の上から眼下を眺めるとモコモコ雲が立ち込めていました。ミラノまでは12時間ほどのフライト。とっても長かったです。イタリア・ミラノは現在寒冷前線の影響で雨、気温は意外なことに20度くらいとのこと。えぇぇぇぇーーーこの真夏の季節に何故に寒波!?寒そうなので、慌てて降りる前に上着を羽織りました。いよいよミラノ・マルペンサ空港に到着です。意外なことに今回は機内で入国の際の税関の書類を作成しませんでした。イタリアは書類が不要だったのか、それともJTBが代わりに手続きしてくれていたのか？謎です。
○ミラノ・マルペンサ空港到着〜ホテルへ  JL8827便はイタリアのミラノ・マルペンサ空港に定刻の18時50分に到着しました。到着したときに、いよいよ自分はイタリアに着たんだという実感が沸いてきてワクワクしてきました。マルペンサ空港は緑がイメージカラーの落ち着いた広い空港です。飛行機から降りて、入国審査を受けました。が、私がギリギリまでビデオを撮影していると怖い目つきの係員の方に指差しで注意されてしまいました（苦笑）寒いと思ったけど、けっこう暑いかも。着ていた上着をすぐに脱いでしまいました。入国審査では特に何も聞かれなくてそのままスルー。出たところで同じツアーの皆さんが集合し、バゲージクレームで各自の荷物が確実にピックアップされているか確認。私の荷物は無事にミラノまで来ていました。あの眉バサミも（大爆）そしてポーターさんが全てバスまでまとめて荷物を運んで下さり、私たちもバスまで移動。外に出ると、天気は曇り。なんだかやっぱり肌寒い!!!そのままバスに乗り込み、宿泊予定の四ツ星のレオナルド・ダ・ヴィンチホテルに向かいました。
ホテルに向かう直前にものすごい雨が降ってきて、バスを降りてホテルのロビーに入るまでに少し濡れてしまいました。添乗員さんが皆さんのチェックインの手続きをしてくださり、ロビーでそれぞれの部屋の部屋番号とカードキーを受け取り、まずは部屋に入ることに。その前にバスの運転手さんから1ユーロでペットボトルの水を購入しようとしたのですが、イタリアに到着したての私たちにはお札しかありません。5ユーロ紙幣を出してもおつりがないというので、ホテルのフロントに両替をお願いしたところ、両替するだけのおつりがないらしい（汗）そんなことで、お水は購入できず。とりあえず部屋に入りました。荷物はポーターさんが部屋の前まで運んでくれます。お部屋は赤を基調にしたいい雰囲気。部屋をチェックしていると、洗面＆お手洗い＆お風呂に、ありましたありました、あのビデさんが!!!!間違って手を洗ってしまいそうです(笑）本当に習慣が違うと勝手が違います。そして便器はどこのボタンを押せば水が流れるのか全然分かりませんでした（後で無事に分かりました）。そしてイタリアのホテルにはないことが多いと言われていた「バスタブ」も、このホテルではちゃんとありました（ほっと一安心）
そんなことで、ホテルのお部屋に戸惑いながら、とりあえず食事の時間（20時半）が迫っていたので、スーツケースも開かず置いたままの状態で部屋を出て、１Fの夕食会場に向かいましたレストランでは最初に飲みものを何にするか聞かれました。そう、こちらでは水ですら有料なのです。日本だったら自動的に水は出てくるはずなのに・・・・かなりビックリです。水が2ユーロ（340円）、瓶ビール（小）が3.5ユーロ（600円）、250MLジュースも同じく3.5ユーロ（驚）ということで、迷わずビール（PERONI）をチョイスしました。最初のお野菜たっぷりのスープがとても胃に優しく美味しかったです。シャケのソテーにポテト、そしてデザートはチョコクリームが挟まったケーキです。食後に飲み物の代金を個別に支払い。皆さん小銭がないのでお札ばかり出されて、ホテルの方は相当困ってありましたが、到着したばかりで仕方ありません!!!添乗員さんから明日のスケジュールについて説明を受けて、各自部屋に。持参した電波時計の時間を合わせ目覚ましもセット。もっとイタリアにきたんだという気持ちに浸りたかったのですが、明日はまた早いということで、持ってきた入浴剤を入れて、さっさとお風呂に入り、電気製品関係の充電などをしながら、24時頃には眠りの途につきました。
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